Salesforceの項目の連動関係(リスト型の連動項目)

Sales Cloudのリスト型で、選択した値に応じて絞り込み検索する(いわゆる連動型プルダウンやVLOOKUPのイメージ)ときの設定方法。
【注意】データ元がオブジェクトとリストの2種類あるが、今回はリスト値が対象

背景

選択した値(参照先はリスト)に応じて絞り込んで選択をしたい。

(例)
都道府県を選択したら、その都道府県に紐付く市区町村だけを表示したい。

挙動イメージ

設定後のイメージ

「都道府県」と「市区町村」の選択リストを用意し、「都道府県」を選択すると、それに紐付く「市区町村」だけがプルダウンで表示されて選択できる。

ほかの「都道府県」を選択した場合も同様に、それに紐付く市区町村だけが表示されて選択できる。

なお、プルダウンの下部にある「連動関係にあるすべての項目を参照」というテキストリンクをクリックすると、プレビューのような形でどのような連動関係なのかを調べることができる。
(今回はプルダウンを上下に設置しているため、あまり意味はないが、プルダウンがUI上離れていたり、多数の連動関係がある場合に活用できる)

設定方法

全体像としては、カスタム項目を2つ作成(①絞り込み用選択リスト ②紐付け用選択リスト)し、そのあとに「項目の連動関係」を設定するだけ。

①絞り込み用選択リスト

  1. 対象オブジェクトを選択したあとに、「項目とリレーション」より「新規」ボタンでカスタム項目を新規追加する。
  2. データ型で「選択リスト」を選択する。「各値を改行で区切って入力します。」の欄に以下を入力する。
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県

以降は次へと進めて保存。これで「都道府県」を選択するカスタム項目ができる。

②紐付け用選択リスト

基本的には①と同様。

  1. 対象オブジェクトを選択したあとに、「項目とリレーション」より「新規」ボタンでカスタム項目を新規追加する。
  2. データ型で「選択リスト」を選択する。「各値を改行で区切って入力します。」の欄に以下を入力する。

【注意】わかりやすくするために「---埼玉県---」のような区切りを入れていますが、実際の入力時には削除してください。

---埼玉県---
川越市
熊谷市
川口市
浦和市
大宮市
行田市
秩父市
所沢市
飯能市
加須市
本庄市
東松山市
岩槻市
春日部市
狭山市
羽生市
鴻巣市
深谷市
上尾市
与野市
草加市
越谷市
蕨市
戸田市
入間市
鳩ケ谷市
朝霞市
志木市
和光市
新座市
桶川市
久喜市
北本市
八潮市
富士見市
上福岡市
三郷市
蓮田市
坂戸市
幸手市
鶴ヶ島市
日高市
吉川市
大井町
三芳町
松伏町
庄和町
---千葉県---
千葉市
銚子市
市川市
船橋市
館山市
木更津市
松戸市
野田市
佐原市
茂原市
成田市
佐倉市
東金市
八日市場市
旭市
習志野市
柏市
勝浦市
市原市
流山市
八千代市
我孫子市
鴨川市
鎌ケ谷市
君津市
富津市
浦安市
四街道市
袖ヶ浦市
八街市
印西市
沼南町
白井町
---東京都---
千代田区
中央区
港区
新宿区
文京区
台東区
墨田区
江東区
品川区
目黒区
大田区
世田谷区
渋谷区
中野区
杉並区
豊島区
北区
荒川区
板橋区
練馬区
足立区
葛飾区
江戸川区
八王子市
立川市
武蔵野市
三鷹市
青梅市
府中市
昭島市
調布市
町田市
小金井市
小平市
日野市
東村山市
国分寺市
国立市
田無市
保谷市
福生市
狛江市
東大和市
清瀬市
東久留米市
武蔵村山市
多摩市
稲城市
羽村市
あきる野市
瑞穂町
---神奈川県---
横浜市
川崎市
横須賀市
平塚市
鎌倉市
藤沢市
小田原市
茅ケ崎市
逗子市
相模原市
三浦市
秦野市
厚木市
大和市
伊勢原市
海老名市
座間市
南足柄市
綾瀬市
葉山町
寒川町
大磯町
箱根町
湯河原町

以降は次へと進めて保存。これで「市区町村」を選択するカスタム項目ができる。

項目の連動関係

  1. 対象オブジェクトを選択したあとに、「項目とリレーション」より「項目の連動関係」ボタンより、以下を設定する。

  1. 各列と連動させる値を選択する。

【補足】
- Shift+クリックで一括選択でき、「値を含める」ボタンを押すと反映できる(値が紫色は選択状態、黄色は反映状態=値を含める状態、白色は未選択=値を含めない)。
- 基本的に手動で地道に連動設定をしていく。

以下は一括選択イメージ

保存すると最終的に以下のようになる。