MacのDiscordアプリで「returnキー押したら改行」「command+returnで送信」

DiscordやChatGPTなど、チャットアプリはreturnキー(Enterキー)を押すと、メッセージが送信されてしまう。友達同士のやり取りで、「誤字脱字は気にしない、一言二言だけをメッセージする」といった使い方であれば問題ない。しかし、ビジネスシーンだとちゃんと考えてからメッセージを送信したり、長文になってしまったり、あとから文章を編集することも多いため、returnキーで送信の仕様は非常に使いにくい。

やりたいこと

MacのDiscordアプリで「returnキー押したら改行」「command+returnで送信」という挙動にしたい。

注意事項

本件は、英語のみ対応可能です。日本語には対応していません。
具体的には、「returnをshift + return」に仕様変更するというものになるため、日本語変換するときに確定するためにreturnを押すと「shift + return」として認識されるため、意図したとおりの日本語変換ができません。

環境

  • macOS Sequoia 15.1.1
  • Karabiner-Elements 15.3.0
  • Discord 0.0.330

対策

Discordアプリのキー割当機能だと、その設定ができないため、Karabiner-Elementsを使う必要がある。

大まかな手順は以下のとおり。

1.Karabiner-Elementsを起動
2.Settings - Complex Modifications
3.「Add your own rule」ボタンをクリックしたあとに、以下のコードを貼り付け(Fork元

{
"description": "Discord-Enter-Modification",
"manipulators": [
{
"conditions": [
{
"bundle_identifiers": [
"^com\\.hnc\\.Discord"
],
"type": "frontmost_application_if"
}
],
"from": { "key_code": "return_or_enter" },
"to": [
{
"key_code": "return_or_enter",
"modifiers": ["left_shift"]
}
],
"type": "basic"
},
{
"conditions": [
{
"bundle_identifiers": [
"^com\\.hnc\\.Discord"
],
"type": "frontmost_application_if"
}
],
"from": {
"key_code": "return_or_enter",
"modifiers": { "mandatory": ["command"] }
},
"to": { "key_code": "return_or_enter" },
"type": "basic"
}
]
}

4.「Save」ボタンを押す

参考