macOS CatalinaでUSBメモリーをマウントすると、読み込み専用になってしまう現象が発生。原因はウイルス対策ソフト側で制御されていたためだった。
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現象
Macのディスクユーティリティで「MS-DOS(FAT)」や「Mac OS 拡張」などを選択してフォーマットしたが、「書き込み可能 いいえ」となっていて、なぜか書き込みができない。しかし、lsコマンドで直接権限を確認すると書き込み権限はついている。
原因
違うMacBookでUSBメモリーを取り付けると、ちゃんと書き込みができるため、Mac環境によるものと判明。いろいろ調べた結果、ウイルス対策ソフト側でUSBメモリーへの書き込み禁止の設定をしているためだった。
Mac用のSymantec Endpoint Protectionを利用していて、以下の設定になっていた(USBメモリーなどのデバイスへの書き込み禁止・読み取り専用)。
対応
Symantec Endpoint Protectionで「デバイス制御」をオフにして、USBメモリーを取り出し・取り付けを行うと、無事に書き込みできるようになった。
備考
- セキュリティ対策の関係で、Symantec Endpoint Protectionの「デバイス制御」を一時的にオフにして、USBメモリーへの書き込みなどの作業が終わったら、再度オンにすることをおすすめします。
- Symantecの設定はUSBメモリーの取り出し・取り付けを行わないとUSBメモリー側に設定が反映されないため要注意。
- macOSのバージョンアップやその他諸々の影響で、Symantecの設定が反映されず(つまりデバイス制御 オフの設定が反映されない)、USBメモリーに書き込みできない状況が稀に発生する。その場合は、Macを再起動することで反映される。