いままで、ハードウェアウォレットの Ledger Nano S Plus を愛用してきましたが、今回上位機種の Ledger Flex を入手したので、よかった点や気になった点をレビューしていきます。
Contents
結論
- Ledger Flex は、ハードウェア面、ソフトウェア面ともにUI/UXが非常によかったです。さすがLedger、体験まで含めてデザインが非常に優れてます。
- デバイスのデザインがかっこいい。ケース( Ledger Flexマグネットフォリオ )はなくても全く問題ないのですが、ケース自体もこだわりの設計でUI/UXが堪能できるため、おすすめです。
- Ledger Liveへの初期設定もボタン一発で、すでに持っているLedger Nano S Plusと同じアプリをインストールしてくれます。
- Ledger Flex が搭載しているE-Inkタッチスクリーンは、アクションごとに音がなるのですが、その音が非常に心地よいです。
- 全体的に非常によかったので大満足でしたが、いくつか気になる点もあったため、それは後述していきます。
デバイスのデザインがかっこいい
ケース( Ledger Flexマグネットフォリオ )は磁石でピタっとくっつくのですが、この開閉が気持ちよくて癖になります。
Ledger Liveが初期設定をナビゲート
Ledger Nano S Plusを使っていたので、それと同じアプリのインストールをナビゲートしてくれます。デバイス〜アプリまで統合して「初期設定はボタン一発で完了です」というUXはとても重要だなと感じました。
補足:Ledgerはデバイスにアプリをインストールして、機能を有効化していく仕組みになっています。
E-Inkタッチスクリーンの心地よい音
これは動画を見ていただくのがわかりやすいです。
トランザクションを求められたときやトランザクションの承認時に音がなります(マウスのクリック音ではなく、ピコピコ鳴る音です)。その音が非常に凝っていて、心地よいです。
トランザクションを求められたときの音
トランザクションを承認したときの音
ロック画面に壁紙が設定できる
壁紙設定は地味に嬉しい機能。壁紙を設定するときの見せ方も結構凝ってます。
こんな感じです。
気になった点
E-Inkタッチスクリーンの操作感
誤入力したり、スマホ感覚で軽くタッチすると反応しにくい、といった点が気になりました。動画を見てもらうとわかります。
トランザクション承認などの通常の操作ではあまり影響ないのですが、文字入力のときは気になりました。対策はシンプルで、ゆっくりとしっかりタッチするだけです。
なお、文字入力しまくるシーンは、リカバリーフレーズから復元する場合(キーワードをタッチスクリーンで入力していくため)と、Name登録ぐらいしかないです。
「もしかして、E-Inkのタッチスクリーンって、こんなものだったのかな?」と思いまして、2014年発売のAmazon Kindle 第七世代で試してみました。
結果はかなりサクサク動いて、誤入力もなかったので、Ledger Flex 側のハードウェア仕様のようです。
その他
- Ledger Liveアプリが、SolanaチェーンのUSDCに対応していない。
- トランザクション承認時(Hold to sign)の時間をもっと短くしたい。
- スマホを使って、Ledger Live以外のウォレットへのBlutooth接続は、現在問題が発生していて接続できない: Ledger Flex Bluetooth Connection Issues with Phantom and Solflare Mobile
- SolanaチェーンのNFTが表示できない。Solana対応してほしい。